御殿山第二砲台  Battery Gotenyama No.2  入口

↑ 戦後の御殿山第二砲台 陸上自衛隊函館駐屯地史料館 所蔵
 函館山の山頂(御殿山第一砲台)から撮影されたもの。砲台入口のトンネルが見えている。
↑ 2006年の御殿山第二砲台
 上の写真とほぼ同じアングルで撮影した。矢印で示した位置に、本来の砲台入口であるトンネルが残っている。しかし、現在は土砂が堆積し、草木も繁茂しており、通行できない。トンネル内部やその先の掩蔽部が破壊されているため、自然に任せて入口をふさいでいる状態となっている。砲台自体は一般に開放されているため、散策用に迂回路が整備されている。戦後の植樹により、砲台全体の形状もわかりにくくなっており、この景色を眺めても砲台の存在に気が付かない人もいるであろう。
↑ 駐車場から見た砲台入口部分
 矢印で示した位置にトンネルがあるが、ほぼふさがっている。一般の観光客は、車両進入禁止の柵(もちろん歩行者は通行可能)の近くに迂回路が整備されているので、そこから砲台を散策することができる。
↑ 砲台の入口
 擁壁にそって進むと、土砂や草木で見えないが、真正面にトンネルがある。この先は、破壊されており、事故防止のため立入禁止となっている。
↑ 砲台入口のトンネル
 トンネル前には土砂が堆積しているが、ギリギリ通り抜けらそうな隙間があいている。ただし、事故防止のため、ここからトンネル内部に入らないでください。
↑ トンネルの内部
 トンネルの反対側も土砂でふさがりつつある。
↑ トンネルを抜けたところ
 トンネルを抜けると、まず右側に将校室の入口があり、その左側には掩蔽部が5連に並んでいる。掩蔽部の前の通路は、掩蔽部入口付近の爆破や、掩蔽部の上部にあった右翼観測所の爆破などにより、破片や土砂でふさがっており、通行できなくなっている。
 ただし、5連の掩蔽部は内部がつながっているため、通り抜けが可能である。
 
つづく(将校室及び掩蔽部の内部へ)
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