浜大樹トーチカ6  Hamataiki Pillbox 6

↑ 斜め半分が土砂に埋もれている銃眼側(2021年7月に撮影)
 海岸浸食の影響で、海側に斜め半分を露出するような姿となっているが、本来は他のトーチカと同様に地中に隠され、銃眼の前が掘り下げられていたようだ。
1963年撮影の空中写真MHO6314X-C9-13を参照
↑ 消波ブロックによって守られているトーチカ(2021年7月に撮影)
 1990年頃にこのトーチカを確認した際には、転落・海没するのも時間の問題だと思っていたが、その後の消波ブロックの増設によって浸食が抑えられている。
↑ 道路から見えるトーチカの上部(2021年7月に撮影)
 トーチカの近くを通る砂利道は幅が狭く、対向車とすれ違うことができない。滅多に対向車が来るような場所ではないが、幸いにも、このトーチカのあたりはすれ違いや駐車が可能となっている。ちなみに、黒い車の右上に写る白っぽいものがトーチカの上部である。
↑ トーチカの上部から見た射界(2021年7月に撮影)
↑ 印象的な型枠の跡(2021年7月に撮影)
↑ 銃眼(2021年7月に撮影)
 反対側の出入口は土砂で塞がっているため、銃眼から内部の様子を撮影したかったが、虫が多いのと、鋭利な何かが突き出ていたので断念した。
↑ トーチカの前に漂着した流木(2021年7月に撮影)
↑ 消波ブロックとトーチカ(2018年8月に撮影)
 
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 大樹漁港から東三線を北上し、アイホシマ川を渡ってすぐに右折、海岸に沿って約600m進むと、崖から身をのりだす様な姿で残るこのトーチカを見つけることができる。ただし、先に当縁川河口トーチカを見てから海沿いに南下する方が、視界に入るので、簡単に到達できるであろう。
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■更新履歴
  2012年8月25日 公開 ⇒ 2021年8月16日 リニューアル
■外部リンク
  『桜花』四国高知発 戦争遺跡調査・研究他(浜大樹6号トーチカ)とある戦跡と自衛隊(浜大樹トーチカほか)