トイトッキ浜トーチカ2  Toitokki-Beach Pillbox 2

↑ 南西側から見たトイトッキ浜トーチカ2
 鳥居と祠とその後ろにトーチカという組み合わせ。割と近年に設置されたお社のようで、調べても由来を紹介している文献は見当たらなかった。レイアウト的にはトーチカを御神体としているように見える。まぁ、トーチカ自体、敵の北海道上陸・侵攻を防ぎ、この浜を守るために築かれているわけだから、浜の安全を守るお社の御神体としては最適なのかもしれない。
↑ 東側から見たトーチカ
↑ 北西側にあるトーチカの出入口
↑ 出入口から撮影した地下通路
 出入口からトーチカ本体まで、コンクリート製の地下通路でつながっている。地下通路は、坂を下ってから上るような構造となっている。土砂の堆積により、通路が途中で塞がっている。床が階段なのかスロープなのかも確認できなかった。※現在、トーチカ内部を確認するためには、この出入口からではなく、南西側の銃眼から入るしかない状況となっている。
↑ 地下通路(左)と銃座(右)
 左側に見える地下通路を下って上ると出入口があるのだが、現在は土砂の堆積で塞がっている。右側に見える小部屋は、北東を狙う銃座。
地下通路側からみたトーチカ内部 →
 左側に曲がると北東を狙う銃座があり、突き当たりを右に曲がると南西を狙う銃座がある。
↓ 北東を狙う銃座
↑ 北東側の銃眼
↑ 外から見た北東側の銃眼
 土砂と植物で見えづらいが、赤い矢印の先に銃眼がある。
↑ 内部から見た北東側の銃眼
北東側の銃眼の右下にあるくぼみ →
↑ 南西を狙う銃座
 北東を狙う銃座と同様に、こちらの銃座でも、銃眼の右下に、くぼみがあった。
↑ 外から見た南西側の銃眼
 現在、出入口が土砂で塞がれているため、内部に入るには、この銃眼を通り抜けなければならない。標準体型の男性ならギリギリ通れるが、願わくは、出入口の土砂を取り除いて、トーチカを歴史の教材や観光資源として活用していただきたい。
 
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 国道336号線が3方向に分かれる珍しい交差点から、十勝太(とかちぶと)方面に約2.4km進むと、「原生花園入口」と書かれた小さな標識があるので右折、そこから南南東へ約2.3kmの直線道路を進むと、トーチカに到着する。このトーチカは、上空から見ると、ピコピコハンマーのような形状をしており、これに例えると、柄の一番下に出入口があり、両側の打撃面に銃眼がある。
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■更新履歴
  2015年8月11日 公開 ⇒ 2019年1月1日 リニューアル
■外部リンク
  探索日和(豊頃町トイトッキ浜のトーチカ)