宗谷砲台  Battery Soya  火薬庫Ⅰ

↑ 宗谷周氷河ロード沿いに残っている火薬庫
※この火薬庫が残っていることを宗谷岬牧場の梅津秀樹様に教えていただきました。感謝申し上げます。
↑↓ 火薬庫の出入口
↑ 大口径のヒューム管をつなぎ合わせた構造の地下通路
↑ 内部の空間
 左側に見える鉄扉のついた部屋が火薬庫内庫。その周りに細い廊下があって一周できる。右側にも巨大な通路があったようだが、土嚢で塞がれている。写真では明るく見えるが、実際には内部は真っ暗なので、懐中電灯は必需品。コンクリートの床に四角い穴状のつくりもあるので、足元にご注意ください。
↑ 火薬庫内庫とその周囲を一周する廊下
 廊下に面した壁の大部分では、モルタルが剥がれ落ちていた。内庫正面の重厚な鉄扉には、火薬やダイナマイト、ニトログリセリンなどの保管に関する注意事項や責任者、平成の日付が書かれた紙が貼りつけられていた。戦後も近年まで、火薬の保管に使われていたということだろうか。
↑ 内部から見た地下通路
↑ 地下通路から見た出入口
↑ 西能登呂砲台に残る火薬庫(2枚とも) 出典:DRIVE2.RU Крильон (лето 2012)
 地下通路は宗谷砲台と同じく、大口径のヒューム管をつなぎ合わせた構造となっているようだ。
 
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火薬庫は、宗谷周氷河ロード沿い、観測所の東方約300mの地点に残っているので容易に到達できる。しかし、出入口部分が土塁状に目隠しされているので、火薬庫の存在を知らなければ気付かずに通り過ぎてしまうだろう。内部は真っ暗なので、懐中電灯は必需品である。